コロナウイルス

2020年の一月初旬から「武漢かぜ」がじわじわと広がっている。この間「中国は危機管理が甘い」などと言う声があったが、香港事件の後、都市の閉鎖や移動の禁止措置を取るまで、普通の時期より時間がかかったのだと思える。忍び寄る不況と世界中のからの「人権監視」は、中国にとって有り難くないらしい。共産党独裁国ではかなり乱暴なこともできるが、内部からの暴動や革命が一番怖い。中国の情報遮断や人間の往来の遮断は「戒厳令」に見える。春節を延長して、その後どうするのか。

日本の対処は甘いが、この甘さが日本の良いところだと思う。権力で「入国拒否」とか「隔離」をしたくてもできない。その前に保菌者は十分以上に日本に入り込んだ。安倍総理は「買い物客の足を止めることはできない」と言った。いくら甘い日本でも考えられない発言だ。

コロナウイルスと領海侵犯を重ねて考えたい向きもあるようだが、いくら中国でもそこまではしないと思う。これも甘いのかな。